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| 毎年経験するやっかいな花粉症。完全に治す治療法が確立されていませんが予防はできます。花粉の特性を知ることで、花粉による被害を最小限に抑え、心躍る春を快適に過ごしましょう。 |
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| 現在の統計では花粉症の人口は1000万人以上に上り、もはや国民病とも言われています。また今まで花粉症では無かった人が突然花粉症になることも怏々としてあるようです。原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染(ディーゼルエンジンの排気ガス)など様々な要因が考えられていますが、基本的に戦後植林したスギ林の樹齢が30年を超えて花粉の量が多くなっているのが原因とも言われています。 |
スギ花粉の大きさは、飛んでいる状態では1mmの30分の1程度の大きさです。1粒1粒の花粉は目に見えませんが、たくさん集まると黄色い粉のようにみえます。アレルギーを引き起こす物質は、以前はスギ花粉の中にあると考えられていましたが、最近では外側の膜の表面に多いことがわかってきました。
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スギ花粉の顕微鏡写真 |
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鼻の症状 |
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目の症状 |
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たて続けにでるくしゃみ
水のように流れる鼻水
鼻づまり |
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目のかゆみ
充血
涙、目がゴロゴロ |
| ※ 特にこれらの症状が毎年決まった時期にあらわれる方は要注意です。 |
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| スギ花粉症の人は、ヒノキの花粉でも同じような症状が出ることがよくあります。ヒノキ花粉もスギ花粉のものと似た構造のアレルギーを引き起こす物質があります。ヒノキ花粉は、スギよりも1か月ほど遅れて飛び始め、スギ花粉の少なくなる3月下旬から4月にかけて多くなります。ヒノキはスギよりやや遅く昭和40年代に多く植林され最近では植林される面積がスギを上回っており今後更に増加すると考えられています。 |
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なお、毎年5月に入っても症状が続く人は、スギ以外の花粉症や、ほこりのアレルギー反応を引き起こしている可能性もあります。その場合は治療を受ける必要がありますので、医療機関で検査を受けることをお勧めします。
現在わかっているだけでアレルギー反応を
引き起こすとされる花粉は約40種類にものぼります |
| 時期 |
2〜5月 |
5〜6月 |
8〜10月 |
| 種類 |
木本花粉
スギヒノキ |
木本花粉
カモガヤ |
木本花粉
ブタクサ
ヨモギ |
※最近スギは秋口にも花粉を飛ばすといわれています |
−ご参考−
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(1) 時 期
日本でスギの花粉がはじめに観測されるのは九州や東海地方で、その平均すると2月の上旬。北陸や東北地方では3月上旬から中旬になります。関東地方では例年、南部が2月中旬、北部が下旬で、特に3月がそのピーク。但し、最近は暖冬続きで、2月上旬から花粉のシーズンに入ることも多いようで場所によっては1月上旬から始まることもあります。
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(2) 距 離
大きさ20〜40ミクロン(0.02〜0.04ミリ)の超微粒子が、何10km何100kmという距離を移動します。従って、近くにスギの木がなくても十分注意が必要です。
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(3) 花粉は前の年から予測できます
| 花粉がよく飛ぶ年は、前年7月の日射量と関係があります。スギやヒノキの雄花は7月に形成されます。そのため、その時期によく晴れて、気温が高く、日射量が多いと、雄花は沢山形成されます。 |
| つまり、前年の7月の日射量が多ければその年の花粉の飛散量は多く、日射量が少なければ飛散は少ないといえます。 |
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| みんな同じ空気を吸っているはずなのに、どうして花粉症になる人とならない人がいるのか?それは、花粉症の人は体に侵入した花粉を敵と認めて反応してしまう過敏な体質の人に起こるといえます。花粉症の起こる仕組みを説明します。 |
以上のように花粉症は過敏な体質の人に起こりますが、一度ある程度の量の花粉を浴びて発症してしまうと、その後は少しの花粉や、気温の変化やほこりなど花粉以外の刺激に対しても過敏に反応して、症状がひどくなる性質があります。したがって、早めに治療・対策を行うことが症状を抑えるための有効な手段と考えられます。
| ※ |
花粉のほかにハウスダスト(ダニ、カビ類)が抗原になる場合もあります。 |
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| @抗原(花粉)が体内に入る |
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| Aその抗原に対し特異な抗体が作られる |
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| B鼻の粘膜にある肥満細胞に抗体が付着 |
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| CNo.3に抗原が結合 |
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| D |
この細胞からヒスタミンなどの炎症を引き起こす物質ができる |
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| Eアレルギー症状を起こす |
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| 花粉症の予防といったら、まずは花粉をさけること。花粉を吸い込まないことが何よりの予防です。 |
とは言っても現実には接触をゼロにすることは不可能。
そこで、少しでも吸い込む量を減らすように花粉の飛び方のパターン、特徴を把握し工夫してみましょう。 |
| 外出しない |
・晴天、風の強い日は控える
・跳ぶ量の多い時間
(AM10:00〜PM3:00)を避ける |
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| 外出する |
・マスク、眼鏡、防止の着用
・帰宅後、洗顔、うがい、髪を洗う |
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| 自宅では |
・窓を開けない
・空気清浄機を使用
・外出からの帰宅時は服を着替える
・カーテンはマメに洗濯する
・掃除は濡れぞうきんなどでマメに行う |
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マスクや大きめのメガネ(サングラス)が効果的。
できれば帽子もかぶり、花粉が目や鼻に付かないように注意します。 |
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| 外出したら家の中へ花粉を持ち込まないようにします。 家に入る前には髪や服についた花粉をよくはたきましょう。もちろん、うがい・洗眼も忘れずに行う。 |
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| 花粉予報などをこまめにチェックして花粉の多い日は、窓を閉めきります。花粉症の人にとって何よりの予防は、花粉に触れないことです。 |
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雑草も花粉症の原因となる場合があるので、可哀想ですが花の咲かないうちに除草しましょう。
また、花の咲いている植物には、近づかないようにしましょう。 |
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| 天気や風によって花粉の飛ぶ量はかわります。テレビや新聞などの花粉情報は毎日チェックし、量の多い日は外出を控えましょう。 |
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| 風邪をひくと鼻の粘膜が弱り、アレルギー症状のあらわれるきっかけになったり、症状を悪化させたりするので注意が必要。 |
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| アレルギーの人は、ちょっとした気温の変化で発作を誘発します。冷暖房のきかせ過ぎなどに要注意。 |
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タバコは鼻粘膜を刺激し、アルコールは血管を拡張させるので、症状を悪化させます。
なるべく控えるのが賢明な選択です。 |
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| 掃除は、花粉の少ない朝早くに行い、昼間は窓の開け閉めをできるだけ少なくしましょう。室内に入った花粉は、舞い上げないようにぬれ雑巾やモップでふくか掃除機をかけて取り除く。 |
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| 花粉が大量に飛びそうな日には、布団や洗濯物を外に干すのはできるだけ避け、乾燥機を用いたり洗濯物を室内に干すなどの工夫をしましょう。布団などを外に干した場合は、必ずよくはたいたり、掃除機をかけて花粉を取り除いてから取り込む。 |
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| 花粉情報に注意し花粉が飛び始める1、2週間前からアレルギー症状を抑える 予防薬(抗アレルギー剤)の事前投薬をお勧めします。これを花粉のシーズン中も継続することにより症状が比較的軽く済ませることができます。あらかじめ抗アレルギー剤をのんでいると、花粉が飛び始めの初期から中期まで症状を抑えることができます。 |
また花粉ピークの時には症状が押さえきれない場合もありますが、その場合は薬を変えて対応し強い薬を飲む期間を極力短くする事ができます。
抗アレルギー剤は体質に応じて何種類かあり、また健康保険が適用されるものもあるので医師に相談しましょう。 |
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花粉症の症状が出てからの治療は抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの症状をおさえる薬が中心になります。これらの薬は早く効果が現れますが、眠気などの副作用もあります。ですので、副作用の少ない抗アレルギー剤などを症状の出る前から使い始めるのがよいのですが、既に症状が出てしまった場合でも、抗アレルギー剤を続けることにより、強い薬の量を減らすことができます。決められた薬の量や回数、注意事項などをきちんと守って使うようにしましょう。
最近では、眠気の少ない抗ヒスタミン剤や、飲み薬に比べて副作用の少ない鼻にスプレーするステロイド剤などが開発されていますので、医師に相談されるとよいでしょう。 |
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今まで花粉症の薬は、効かなかったり、また副作用を心配される方がいますが、抗アレルギー剤は何十種類もあり、その人あう薬を選ぶことができます。
一度効かなかったことで諦めず数回チャレンジするとよいでしょう。
また花粉症に対して様々な民間療法がありますが、効くものの成分は抗アレルギー剤と同じであったり実際には全く効かないもの等もあるようです。抗アレルギー剤は薬の中でもっとも安全な薬の分類ですので民間療法よりは抗アレルギー剤を使用した投薬治療の方が安全だといえます。 |
更にアレルギー性鼻炎の根本的な治療法として古くから行われているものに、減感作療法があります。これはスギ花粉から抽出されたアレルギーの原因となる物質を数か月から数年間続けて注射することによりアレルギーの反応を根本的に起こさなくする治療法です。
このような治療法は万人に効果があるものではなく、治療のために長期間通院しなければならないなどの問題点も残されていますが、現在行われている中では唯一の根本的な治療法であり、注射液の改良や新しい投与法など研究が続けられています。 |
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| 花粉症は、花粉を吸入・吸着することが直接の原因になりますが、目や鼻だけでなく、自律神経も過敏になり、気温の変化や肉体的、精神的な過労がきっかけになって症状がでやすくなります。 |
| 従って、日ごろから規則正しい生活を心がけ、体調をベストな状態に保ち、なによりもストレスをためないようにしておくことが症状をひどくしないために重要であるといえます。 |
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鼻の粘膜でおきたアレルギー反応は自律神経系を介して、くしゃみ・鼻水がでます。
運動不足による体力の衰えや、冷暖房の中でぬくぬくと暮らしているうちに暑さ寒さに対する適応力が低下して自律神経系のバランスがくずれやすくなってしまいます。
適度な運動や乾布まさつ、日光浴等で体や心にかかるストレスを上手にコントロールしましょう。 |
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